2023年4月 OPEN 長野県軽井沢町軽井沢834-22 営業時間 11:00〜16:00 定休日：水曜日（2023/12/26-2024/3/13まで冬季休業） 取り扱い販売品：軽井沢お土産・猫アクセサリー・英国アンティーク・英国紅茶、スウィーツなど
旧軽井沢にある小さな猫好きのためのお店「BROWNS CAT」は、2023年4月にオープンしました。
この場所は、朝靄が立ち込め、白ゆりが庭に咲く旧軽井沢の別荘地とそぞろ歩きが楽しい軽井沢銀座の裏通りとの境に位置し、長年夏には英国アンティーク店を営んでいました。
そこを引き継ぐのは、上質な犬猫とのライフスタイルを提案し続けている私たち、BIRDIE。
もともと英国の地の気候に似た軽井沢では、英国アンティークを夏の別荘客が楽しみにしていて、そこでの会話には猫好きも加わり、ゆったりとした楽しい会話の時が流れていました。
インテリアは、アンティークのライトの元、ティーカップやスプーン、ボタンなどの細々とした雑貨と猫好きな方がワクワクする小物雑貨、猫柄のバッグやポーチなど、一点ものが多く、小さな店内をじっくり見る、そんな時間がまた軽井沢を訪れる楽しみの一つでもあります。
私たちBIRDIEは、1990年代初めより、この旧軽井沢で沢山の犬好き猫好きの方々との交流を重ねてきました。その中で、思い出に残るエピソードはキリがありませんが、猫の迷子事件がいくつかあります。
一つは、20年ほど前、車で北軽井沢の別荘に向かう途中、プリンスの駐車場で猫ちゃんが車から出てしまい、探すものの見つからず。その飼い主さんは、町内の新聞に猫を探すチラシを入れ、毎日情報を手に探しまくること半年。運よくやはりプリンスのゴミ捨て場付近で見つけられ、町内の新聞にことの顛末を書いたチラシを配られました。
一つは、東京からいらして猫ちゃんをハーネスをつけてお散歩している時に、びっくりしてパニックになり、ハーネスをくぐり抜けていなくなってしまい、飼い主さんは、その後新幹線に乗って何度も軽井沢に出向いて探されていました。強力な情報では、野良猫グループの中にいたとの事。やはり半年し、飼い主さんは、必死で探すことを辞め、自然の暮らしを選んだ猫ちゃんの幸せを祈って私たちのお店にお礼にいらっしゃいました。
我が家の猫も性格が大人しく、怖がりなので、家から一歩も出ないと思い、家業が首輪屋なのに首輪をつけていませんでした。その時、14歳。私が、軽井沢に滞在GW中、父の家に預けた時、家から脱走（本人は、軽い気持ちだったようですが）。新幹線で、そのGWは２度ほど往復しても見つからず。電話で、保健所や清掃局（もしや車に轢かれていたらと、区役所の方が連絡するように教えてくださいました。が、悲しい、、、、）に電話をするとき、猫の特徴を聞かれます、毛の色は？種類は？大きさは？雄か雌か？そして、必ず、首輪の色は？と。切なかったです。何しろ、首輪やの猫が首輪をしていなかったのですから。
おかげさまで、その猫は、父の隣のマンションにいて、無事に戻り、21歳まで名前と電話番号を彫ったプレートをつけた首輪をしていました。
BROWNS CATをオープンして、お客様とお話しすると、かなりの確率で首輪をしていないことがわかります。今は、家猫が多いので、外には出さない猫ちゃんが多いからだと思います。ちょっと前は、猫は気ままで、近所をウロウロ。野良猫だけではなく、家猫も自由でした。猫は、自分のエリア、空間が決まっていてそんなに遠くまでは行きません。
犬と暮らすスタイルとは違います。
「うちの子はどこへもいかない」と大体の飼い主さんはそう思っているはず。
私たち家族が彼らにしてあげられることは、一緒に暮らす安心感を彼らに与えること、いつも一緒にいたいし、いてあげたいし、でも、これから、もしものことが起こらなくはありません。
それは、ちょっとした移動時や、うっかり（家を出る？可能性はなきにしもあらず）、そして、何より、災害時。
私たちは、首輪屋だからおすすめするのではなく、実際にそうした経験があったからこそ迷子首輪、又は、ファッション首輪を猫につけてあげることをお話ししています。
首輪を嫌がったり、かいたりしてつけていないと言う理由でしたら、かわいいリボンなどで遊びながら首に巻いたりしてみてください。その時に、嫌がってパニックになる場合もあり足や手でリボンを解こうとして怪我をしないようにじっくり観察することも必要になります。
BIRDIEの首輪のほとんどが、強く引っ張ると外れる設計のセーフティバックルを使用しています。
これは、先程の理由で、怪我を防ぐ意味があります。庭の茂みのフェンスに首輪が引っかかって取れなくなった場合などを考えられています。もちろん、室内でも同じシチュエーションがある可能性もあります。
また、GPS機能や体内に埋め込むマイクロチップなど、迷子を防ぐには、他にもありますが、昔から、「猫に首輪」というシンプルな考え方は、多分、可愛さが増すからとも考えます。
実際、前述の我が家の猫は、白と薄茶の猫で、首輪をしていない時期が長かったですが、首輪を選んでからターコイズブルーが似合うことがわかり最後までこの同じ色の首輪を４本新しくしていました。
BROWNS CATでは、そんな猫にまつわるお話とか、アンティークなどのお話しなどをして、昔のようにのんびり会話を楽しめる旧軽井沢の魅力あるお店にしたいと思っています。
お店のこと
何故、猫と英国アンティークなの？なんで、紅茶と猫の缶詰やおやつが一緒にあるの？
ちょっと不思議なお店です。
入ったら、サンキャッチャーはあるし、イギリスの漫画本はあるし、猫がらの傘はあるし、ショッピングバッグやジョウロ、籐籠、猫の銅版画、ますます不思議。
そんなラビリンスな小さい世界がちょっとミステリアスな雰囲気の旧軽井沢に存在しています。
銅版画家、松本里美の作品
やはり大の猫好きの銅版画家松本里美さんの作品の中で猫をテーマにした作品がBROWNS CATの壁面に飾ってあり購入できます。
2023年、あのウィローパターンの猫版が世界に向け発表されました。
「ウィロウCATパターン」BROWNS CATのテーマにあわせた作品。
ぜひご覧ください。
シンボリックなCAT タワー
お店に入ると真ん中におしゃれなオブジェのようなCATタワーがあります。
これひとつで猫と暮す素敵なインテリアになります。
来てくださった猫ちゃんもお気に召したよう。（商品のお届けは、制作期間３週間ほど。ご自宅までお届けいたします。）
